今年は桜が長く楽しめて、毎日のように一人花見をしています
新作「ジェントリー」は窓辺を書いた作品では初の色鉛筆画です。今回は久々の紙刷り、
紙マットの額装になっています。
色鉛筆の静かな筆致によって、より優しく目に映る気がします。
また、日本的なものが多く描かれていますが生花だけは西洋種が多いせいか、
和洋折衷的な洒脱さも醸し出されています。描かれているものは縁起の良い”紅白”の
物が配されています。
左から江戸切子のグラス、竹をイメージした白い一輪挿し、末広がりと呼ばれる扇子、
平和・長寿・平癒などの願いを込めて作る折鶴、招き猫、楽焼茶碗・茶杓です。
花はダリア(花言葉は感謝)、アルストロメリア(花言葉は持続・繁栄)、ブバリアの
紅と白(花言葉は幸福な愛)です。
「優しく」を意味する英単語の中でも、”Gently”には、上品で穏やかでしっとりとした
”優しさ”といったニュアンスが感じられるということでそのままカタカナ表記で邦題とした
そうです。とにかく、優しい静物画を描いてみたかった という笹倉先生。
今戸に実際足を運ばれ、今戸神社・拝殿が印象に残り”招き猫”を一匹連れ帰られたそうです。
色合いの紅白がお目出度い感じで、響き合う色の花、切子硝子のグラス、和敬清寂の心を
茶碗・茶筅・茶杓に託され、穏やかで軽やかな温もりを表現するために色鉛筆を選んで描かれたそうです
こんなご時世の中、傍にあったらいいなと思う作品だと思います
ジェントリー
額付価格:¥180,000(税別)
2020年制作 ジクレー
絵柄サイズ:35.3×49.5cm 額付サイズ:54.3×68.0cm
※額装はご相談により変更できます
2020年のカレンダーをプレゼントしますがなくなり次第終了です。