当店の前の道にも市電が走っていた頃がありました。
‘電車道‘と言って、子供心(5歳くらい)に電車道の向こう側はとても遠くて
遥か異国のようなイメージで渡るのが怖かった覚えがあります。
ある日、親の目を盗んで、何を思ったのか渡ってしまったのです!
渡ったのはいいのですが向こう側は公設市場があり、はじめて見る空間が新鮮で不安で・・・
一人で帰ることができず、きっと近所の知り合いのおばちゃんが
どこそこの誰々ちゃんって気がついて、帰れたのをうっすら覚えています。
今では向こう側の景色はマンションの一階に市場が納まり昔の面影はありません。
花電車の頃には走ってくるのを楽しみにしていました。
今ではどうってことない細工でも、あの頃は電車いっぱいついた花電車を
たのしみにしていた時代でした。
笹倉先生もヨーロッパをまわっていらっしゃるとたくさんの路面電車を見て描こうとは
思われたそうですが背景のシチュエーションでなかなか描こうと思えなかったそうですが
ドナウの流れとブタペスト王宮を背景は理想的な場所だったそうです。
雨の降る風景で「雨のポルトフィーノ」がありました。
昼とは違った夜の幻想的な様子が素敵ですね
キャンバス・ジクレー
イメージサイズ 21.0*65.2cm
2010年8月リリース