笹倉先生の新作は「霧の都」としてお馴染みのロンドンにあるケンジントン公園を
朝霧立ち込める早朝に散歩したときに描きたいと思われた作品だそうです。
霧が出ているときの遠景は、実際に文字通り水墨画的なのですがそういった
灰色の濃淡ではなく、濁らせない色調で描くことができればと思われたそうです。
霧の幕をも通り抜けて届く光の美しさが描かれています。
そして、犬の数は想像で増やしたのでなく、現実には、むしろこれよりもまだ多い
ほどの数がいたそうです。先生もあまりの多さに楽しい気分になられたっそうです。
(C)TEPPEI SASAKURA / ART TERRACE
朝霧のケンジントン公園
~In Kensington Gardens~
キャンバス・ジクレー
41.0×65.2㎝
*補足情報*
ちなみに左から、ビーグル、横奥を走っているのはボーダーコリー(らしい)、
ミニチュアダックスとこれは大型のミックス犬でしょうか、奥にパピヨン、
手前にいるのはラブラドール・レトリバー、ウェストハイランド・テリア、
ミニプードル、エリザベス女王も飼っているコーギー、抱っこされているのは
ヨークシャー・テリアなのか、それとも他の犬種の仔犬なのか?
更には、英国お国犬であるブルドック、その奥には小さく牧羊犬の
シェトランド・シープドッグ・・・といったところです。
特に、犬が好きな方には楽しめる作品かと思われます。