笹倉先生の作品にはどこかにワンちゃんが隠れていますが
今回の新作は主役になっていますね。
笹倉先生も犬を飼われていたそうですがスコットランドで大変有名な
『名犬ボビー(日本の中犬ハチ公に似た説話)』にちなんでご自分の
飼っていたワンちゃんにもつけたそうですが、その晩に見た夢の中で
なぜか「ビリー」と呼んでいたそうで、翌朝から「ビリー」に変えたそうです。
場所はイギリス、ロンドン近郊の住宅街の一角
今は盛りの藤の花をスケッチしようとしていたときに出会ったワンちゃん
後をつけて歩いたそうです。
止まった時に先生の気配で振り返ったワンちゃんの表情が、昔飼っていた
犬にあまりにも似ていて、嬉しいような、切ないような、懐かしいような
なんともいえない気持ちになり、そして「これ」を絵で表現したいと
思ったそうです。ワンちゃんの向こうは一般の住宅だったのをアンティークショップに
変えて・・・
その奥にもかわいい子がいるのがみえますか?
技法:キャンパス・ジクレー
イメージサイズ:31.8×41.0